北尾吉孝日記

『民主党政権再考』

2010年5月21日 9:22
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政治家小沢一郎の権力の源泉について改めて考えてみますと、その最たるものはやはり「数こそ力なり」ということではないかと思います。
彼がその政治家人生において徹底してきたことは、「選挙で勝つ」「数を増やす」ということで、それこそが正に彼の力の背景です。
現況について言えば、「小沢チルドレン150名」と言われている数のことで、果たしてその内どれだけの議員が彼の言いなりになるのかは分かりませんが、現在の彼の強さのベースがそこにあることは事実であると思います。
従って、鳩山さんがあのように体たらくでも、何とか首相の座に留まることが出来るのは、結局小沢さんのお蔭であると思いますし、一方で小沢さんが幹事長職に留まることが出来ているのは、鳩山さんが「政治と金」で同病相哀れむというところがあるからでしょう。
現在はそのような形で微妙なバランスが成り立っているわけですが、来る参議院選挙で民主党が負けないためには、やはり鳩山さんに代えて菅さんを首相にした方が良いと私は思っています。先日Twitterで「民、信なくんば立たず。」と呟いた通り、今は小沢さん云々というよりも、鳩山さんが余りにもお粗末で信が全く無いというような状況になってしまっているわけですから、鳩山さんは首相の座から降りた方が良いのではないかということです。

また片方で見ると、あれだけ民主党が致命的な状況であるにも拘らず、自民党に対する支持は中々広がって行かず、民主党の支持率も自民党と比べれば未だ高水準を維持しています。
また、みんなの党やその他の新党に対する支持も多少広がってはいますが、政界に大きなインパクトを与えるようなレベルにはありません。
このような状況から国民が最終的に何を期待しているのかを考えてみますと、やはり細川政権時を除き55年以上に亘り続いてきた自民党独裁体制において溜まった垢や膿を全て出し切ることを望んでいるのではないかと思われます。
つまり「事業仕分け」を通じて天下りや無駄遣いにメスを入れ、外交でも「核持ち込み」をめぐる歴代総理大臣や外務省等の「虚偽」を明々白々にしたということ等々、自民党政権時に隠されていた問題が次々と露呈して行く中で、民主党がどれだけ様々な失敗を犯しても、あるいは閣内や内閣と党との間で不協和音を出したとしても、取り敢えずは民主党に任せてみようという声が未だ多いのではないかということです。
従って、先月もこのブログで述べましたが、参院選でも民主党はそれ程大きくは負けないのではないかと私は思っています。




 

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