北尾吉孝日記

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先日参議院選挙が行われ、予想通り「消費税増税発言のタイミング悪し」というような結果になりました。

勿論、今回の民主党の敗北は消費税の問題だけによるものではなく、このブログでも何度も指摘してきた鳩山前政権におけるお粗末な政策運営、特に日米間の信用を大きく毀損した普天間問題への総理及び閣僚の対応、あるいは「政治とカネの問題」も影響しているということはあると思います。
ただ何れにしても、消費税について言及するということはある意味鬼門で、前回のブログでも述べた通り、消費税を巡る選挙の歴史を見れば、時の政権与党は皆壊滅的な打撃を受けてきたという世界がやはりあるわけで、菅さんはあのようなタイミングで唐突に発言すべきではなかったと思います。
私がなぜこのように述べるのかと言えば、消費税引き上げについて、菅さん自ら「次の衆院選で国民の皆さん方の信を問う」と言っているように、次の選挙で国民の信を問うた結果として、民主党が衆議院で過半数を失う可能性は極めて高いと思われますので、せめて参議院では過半数を獲っておく必要があったということからです。
従って、民主党は今回大敗を喫したことで、次の選挙を経て衆参両院で過半数を失うということにもなりかねず、そのような意味で今回の結果は非常に重要な意味を持つものになったというように思っています。

野党側について言えば、自民党は51議席獲得と何とかある程度の票を得ましたし、また、みんなの党は10議席を獲得し躍進を遂げました。
みんなの党などの野党は民主党との連立を否定しているわけですが、民主党が野党側とどのように付き合って行くのかということが、今後の焦点の一つになるでしょう。
これまでであれば、現在のような縺れた状況に対して、何とか糸を手繰り寄せ、所謂正反合の世界を作り上げるという役割を小沢さんが演じていたわけで、今後小沢さんがどのような形で出て行くのか、そのような意味で非常に小沢さんの去就を注目しています。
何れにせよ小沢さんの場合は、8月以降(※)に出される検察審査会の2度目の議決次第では(※1)、起訴されれば離党せざるを得ないということにもなりますし、場合によっては議員辞職もあり得るという状況です。
(※補助弁護士が辞任し、新たに選任しないといけないため、小沢さんの起訴は10月以降になる可能性があります。従って、9月の代表戦とは関係なくなるかもしれません。)
ただ逆にそのようなことが無ければ、小沢さんは当然9月の民主党代表選を含めた今後の政治状況において、一大勢力を有して非常に大きな影響力を行使して行くことは間違いないと私は考えています。

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鳩山政権の問題点
参院選前の消費税増税発言について

参考
※1:http://www.asahi.com/national/update/0714/TKY201007140560.html





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  1. 読みたいです。

  2. Twitterから来ましたが読めないですね。



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