北尾吉孝日記

『復興財源捻出の在り方』

2011年10月14日 18:25
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3次補正予算 財源の迷走は許されぬ(10月10日)』という北海道新聞社説にも下記記述がありますが、まずは政府保有株式売却について私見を述べますと、基本的には何時までも政府が株式を保有する必要は全くないと思っていますので売却しても良いのではないかと考えています(参考「政府保有株式の概要」)。

『政府が2011年度第3次補正予算案と臨時増税の基本方針を閣議決定した。
予算規模は12兆円で東日本大震災関係費として9兆1千億円を計上する。復興費用を賄うため復興債を発行し22年度までに償還する方針も明記した。
政府・民主党は第3次補正を本格的復興予算と位置付け、次期臨時国会に予算案と関連法案を提出する。
(中略)基本方針は、被災自治体への交付金や道路、橋などのインフラ整備、被災企業への融資、放射能の除染費用などを政策の柱に掲げた。
財源は5年間の集中復興期間の歳出削減と税外収入で5兆円、10年間で7兆円を捻出するとしている。
だが税外収入の積み増しは容易ではない。政府保有の日本たばこ産業株を売却する方針だが、葉タバコの全量買い上げ制度が維持できなくなるとして生産者は反発している。
日本郵政やエネルギー関連企業の株売却も検討されているが、関連法案の改正が必要で政府の思惑通りに財源捻出できる保証はない。』

勿論、売却するタイミングというのは慎重に考えねばならないことであり、財務省公表資料「政府保有株式について」に記載されている銘柄だけが下落するのであれば良いですが、やはり全体的に影響が出てくる可能性があると思われますので、今の株式市場の更なる低迷に拍車を掛けることになりはしないかと懸念している部分もあります。
唯、基本的には税の徴収というよりも有りと有らゆる資産の処分を進めることで財源を賄うべきであると考えていて、例えば既存の議員宿舎や各省庁の官舎といったものは全て売却すべきですし、東京電力株式会社(以下、東電)についてもその保有資産の全てを売却するというのは当たり前のこととして行われねばなりません。
それから私が年来指摘していることであり今年7月にも『歴史的転換期における日本と世界』と題したブログで下記述べましたが、様々な法律を再度一から見直して、不必要な法律については全て早急に廃止すべきですし、必要なものについてはもう一度時代に合う形で作り変えるべきでしょう。

【農業・漁業の近代化推進については「農地法」(法令番号:昭和二十七年七月十五日法律第二百二十九号)、「漁業法」(法令番号:昭和二十四年十二月十五日法律第二百六十七号)といった戦後直ぐに作られたような法律の抜本的改正を一刻も早く行うべきですし、あるいは今回の原発問題との関連で言えば、「原子力損害の賠償に関する法律」(法令番号:昭和三十六年六月十七日法律第百四十七号)や「電気事業法」(法令番号:昭和三十九年七月十一日法律第百七十号)というような法律も同じ様に見直さねばなりません。
今世界は次の大転換期に突入していると私は認識しており、日本の将来にとって手枷足枷となるような上記法律といったものについてはその全てを早急に見直し、新しい日本の再生を目指して行かねばならないというように痛切に感じています。】

そして、今年3月にも『日本と中国』というブログで下記の通り指摘しましたが、新たな天下り先を作らせないのは勿論のこと、現存する天下り先を全て打っ潰すという位のことを行うべきでありましょう。

【官僚が1950年代に作った法律に基づく様々な事柄によって日本経済全体の合理化や生産性の向上が阻まれています。
そしてその法制度の下、色々な公的機関や、あるいは公と民とが癒着したような組織体が生まれてきて、役所は天下りをどんどん送り使途不明の税金浪費ということが起こってきたというわけです。】

来月下旬から従来とは少し違った形で所謂「事業仕分け」が行われるようですが(※1)、これまで蓮舫氏や枝野幸男氏等により実施されてきた事業仕分けというのが一体どれ程の経費節減効果を齎したのかについて今一度考えてみるべきでしょう。
例えば、スーパーコンピュータを巡って「2位じゃダメなんですか」などと極めてナンセンスな質問をするというよりも、もっと打っ千切る所は沢山あったはずではないかというように私は感じています。
結局そうした所に全然メスが入っていないわけですから、まだまだ打っ千切るべきものは山ほどあるはずだと私は認識しており、現存する弊害を全て廃絶すべく今後は根拠法から切り捨てることで少しでもまともな成果を出して貰いたいというように願っています。

参考
※1:野田政権、11月に事業仕分け 行政監視にシフト





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  1. 私は只今日本で留学している経営学部三年です。中国人です。だいぶ前から北尾社長さんのことすごく敬服しています。もうすぐ卒業になりますが、北尾社長の会社で働きたいと決心しまして、どのように頑張ったら入社できるようになりますか、お返事をお待ちしています。



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