北尾吉孝日記

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「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」(以下、WSJJ)に「WSJ日本版の選んだ2011年注目ニュース」と題された特集記事がありますが、今回はその中から幾つかピックアップし夫々簡単にコメントする形で以下述べて行きたいと思います。
今年の1、2位はやはり「未曾有の大災害となった東日本大震災関連記事」であったわけですが(※1)、これについては「2011年ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンでも『「3.11」「帰宅難民」「風評被害」「絆」「こだまでしょうか」と、震災に関連した言葉が五つ選ばれた』というようにある意味で当然の結果とも言えるものでしょう(※2)。
国際的なニュースとしては「深まる欧州ソブリン危機」及び『「中東の春」―今後の焦点はシリア』が夫々3、4位となったわけですが、この辺りのニュースが上位にランクされるというのは誰しも予想したことではないでしょうか。
私にとって多少意外であったのが9位の「中国鉄道事故―急成長の歪みか」、及び7位の「スティーブ・ジョブズ氏―挑戦続けたカリスマの死」や10位の「9.11から10周年―ビンラディン容疑者死亡」といった死に関わるものであり、スティーブ・ジョブズの死は兎も角ビンラディンの死などは日本においてそれ程大きなニュースになるとは思っていませんでした(参考-選考基準:WSJ日本版編集部が、日本版読者の反響、記事本数が多かったトピックス、米国・アジア版記者が精力的に取材したテーマなどを参考に、主要なニュースを選出)。
また6位には「政治混迷―問われる政権担当能力」として「菅前首相の辞任めぐる政治混迷と野田政権発足」というのが入っていますが(※1)、菅内閣については私自身も本ブログにて幾度となく批判的見解を述べてきたように発足直後からその無能ぶりを露呈し続けてきたわけですから、「2011年10大ニュース」になり得るほどのものではないというふうに捉えており、その意味で意外でした。
2012年の注目トピックス」についても一言述べておきますと、やはりWSJJが第一番目に挙げている「どこまで進む世界経済危機」、あるいは何時まで続く世界経済危機と言っても良いかと思いますが、それこそが最重要トピックになるのであろうと認識しています。
そしてWSJJで第三番目に挙げられている「政治の季節」、即ち中国共産党で指導部の世代交代が起こる他、米国、フランス、ロシア、韓国でも大統領選挙が実施され、台湾でも総統選挙が行われるというように世界中で目紛るしく指導者が交代するという状況になるわけですから、私としては当該トピックというのは第二番目に挙げられるべきものではないかと思っています。
2012年、どのような指導者が現れ世界経済危機にどう立ち向かって行くのか、そしてまた中国は新指導者と共にどういう存在になって行くのか、それが私の興味津々たる所であります。

参考
※1:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、今年の10大ニュース発表
※2:新語・流行語大賞に「なでしこジャパン」 「3.11」など震災関連5語がトップ10




 

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