北尾吉孝日記

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「ジャパンネクストPTS(SBIジャパンネクスト証券株式会社が運営する私設取引システム)」の売買代金が順調に推移していることについては時々プレスリリース等でお知らせしている通りですが、一昨日の速報ベースで遂に四半期の黒字化を達成したという朗報が私の所に舞い込んできました(※1)。
以前ブログでも述べたように「ジャパンネクストPTS」については本質的には収益追求のために作ったわけではなく、収益面で大きな期待を寄せていたわけではありません(※2)。
即ち、日本と違い欧米ではPTSが当たり前で投資家にとって非常にポジティブなものになっているという判断の下、寧ろ社会、投資家のために必ず日本でもこういうものが時間の問題で必要になるという思いから始めたことであります(※2)。
凡そ5年前に取引を開始した「ジャパンネクストPTS」は日本最大のものとなり、そして漸く四半期で黒字になったということで、やはり何事においてもあるべきはずのものや人々に必要とされているものというのは必ず育って行くという感を改めて強くしました。
今我々は収益力向上を目指し、全グループ一丸となって敢然と「ブリリアントカット化」のための革新を推進し続けているわけですが、その中で選択と集中を徹底的に断行し、早急に黒字化して行く望みの薄い事業については売却したり精算したりする可能性があります(※3)。
即ち、SBIグループの規模拡大と企業生態系の構築を最優先したステージから今度はEPS(Earnings Per Share/一株当たり利益)の持続的成長を重視して収益力増強を追求し、そして世界トップクラスの企業と収益面で比較可能な企業を創り上げようと日々取り組みを強化し続けています(※2)。
今回私どものPTS事業は遂に黒字化を達成したわけですが、更には私がずっと主張し続けてきた所謂「5%ルール(PTS取引における公開買付規制)」の適用除外が漸く本年10月から施行されるという中で、今後「ジャパンネクストPTS」は益々発展し、より社会に貢献し得るものになって行くのではないかと大いに期待しています(※4)。
また「5%ルール」撤廃の次の課題として取り組むべきは「信用取引規制」の問題であり、世界の非常識である理解不能な規制は一刻も早く撤廃すべく、私は今後とも投資家のため変革の必要性を訴え続け全力を挙げてまた運動して行きたいというふうに思っています(※4)。

参考
※1:2012年6月1日SBIホールディングス株式会社プレスリリース『「ジャパンネクストPTS」 2012年5月度 月間売買代金および一日平均売買代金過去最高更新のお知らせ
※2:2010年12月29日北尾吉孝日記『SBIグループの歩みと2011年の展望
※3:2011年1月4日北尾吉孝日記『年頭所感
※4:2012年7月6日北尾吉孝日記『資本主義と自由競争を守ろう




 

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