北尾吉孝日記

『夢なき者に成功なし』

2012年7月12日 16:00
この記事をシェアする

先日読んでいた吉田松陰の言葉が書かれている本の中に次の至言がありました。

『夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。』

野田首相以下、現政府首脳は如何なる夢を持っているのでしょうか。
民主党というのは、如何なる夢を持っていたのでしょうか。
結局何の夢も理想もなかったが故、計画もなく、実行もなく、そして成功もなかったという結末です。
此間偶々NHK大河ドラマ「平清盛」を見ていたら、信西入道が公家達に向かって「貴方達は如何なる策があるんだ。この国をどうしたいという策があるなら言ってみろ!」と言い皆しゅんとしていた場面がありましたが、正にこういうことなのです。
あらゆる事は夢から出発するわけで、我々は常に夢を持たねばなりません。
事業家であれ政治家であれそれは皆同じであり、夢を持たないことには理想もなければ計画もなく実行もなければ成功もありません。
明治維新前夜には坂本龍馬や勝海舟、あるいは西郷隆盛といった様々な偉人が出て来たわけですが、私はその中で最も偉大な人物は吉田松陰ではないかと思っています(※1/※2)。
彼は29歳でこの世を去ったわけですが、上記至言のみならず松陰語録には素晴らしい言葉が非常に沢山あります。
坂本龍馬(1836~1867)にしてもそうですが、彼らは約30年間という短い生涯を本当に燃え尽きた形で送り、人生をある意味深く生きたのです。
所謂「安政の大獄」による入牢時、松陰は下田から護送される中で「かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂」と詠んだのですが、そうした形で深く生きたからこそ彼の名は今日まで残っているわけです。
要するに人生は長く生きることよりも深く生きることの方が寧ろ大事であり、長く生きているだけでは何も残りはしないということです。
私に言わせれば、今の政治家の中で後世に名を残すような人物はいないと思いますし、仮に誰かを思い出すとしても「あぁ、そういう愚かな総理もいたなぁ~」という程度の評価でしかないというふうに憂う次第です。

参考
※1:2010年12月6日北尾吉孝日記『個人と大衆
※2:2010年4月6日北尾吉孝日記『吉田松陰について




 

(任意/公開)
(任意/非公開)

  • 小
  • 中
  • 大



Copyright © SBI Holdings, inc. All rights reserved.