北尾吉孝日記

この記事をシェアする

先週金曜日より「SBI AXESの韓国取引所KOSDAQ市場上場に関するお知らせ」及び「韓国子会社の設立に関するお知らせ」、そしてまた「SBI AXES、SKプラネットと包括的業務提携に関する基本合意書を締結」と、傘下に決済プロバイダーを有するSBI AXES株式会社の韓国での事業展開に関するプレスリリースを行ってきましたが、本ブログでは私が韓国という国をどのように見ているかの一端について、以下簡単に述べて行きたいと思います。
私にとって日本と違い韓国が非常に面白く感じられるのは、先ず第一にグローバル志向が大変強くなってきているという部分です。
昨日投稿したブログ『韓国大統領選の決着を前に』でも少し触れましたが、韓国経済が小規模であるが故に外へ出て行かねば就職も出来ない、というような状況に置かれた若者が今、韓国国内に溢れています。
そういう中で早くから自分の子供に英語を身に付けさせるべく、親としては高校や大学の段階で留学させようとするのであって、私の知っている在韓の人の殆どが子供達を英語圏に留学させていると聞いています。
そういう意味から言うと日本の若者とは随分違っていますし、国として英語教育に取り組む姿勢を見ても、大学教授であっても普通に英語で会話することすら出来ない先生が沢山いるような日本という国とは全然違っているわけです。
私が英国ケンブリッジ大学留学時に出会った日本の某大学の英文学の先生のように、「北尾さん、英語会話の勉強はどのようにすれば良いのでしょうか?」といった御粗末な世界でなく、実践的な英会話がちゃんと出来る若者を育成して行こうというのが、韓国における英語教育のシチュエーションであるということです(※1)。
それからもう一つ別の観点から述べますと、上記とも関連していることですが日本が狙うべき国、例えば先週大統領との写真を投稿したモンゴル、あるいはベトナム経済圏に属するカンボジアにしてもそうですが、韓国人というのは日本人よりも遥か早くにそうした国々に出て行っています(※2/※3)。
そして彼らはそこで何らかの仕事を既に始めており、それ故韓国料理屋なども驚く程の数がカンボジアにもあるといった具合ですから、そういう意味では韓国企業の海外進出というのは非常にアグレッシブであると言えましょう(※4/※5)。
要するに日本の若者や中小企業経営者が、そこまでアグレッシブに海外進出を図り現地に非常に深く入り込んで業を興そうとしているのかと考えますと、そうした辺りが韓国と日本とでは大分違っているように感じています。
そういう中で私どもSBIとしては、韓国のマーケットにどんどん出て行って一つの刺激というものを周りから受けながら、優秀な人材を現地で確保して行きたいというふうに考えています。
そして東南アジア諸国のみならず、モンゴルやウズベキスタンといった韓国勢の進出が既に随分と為されているような国々も視野に入れながら、我々の海外での事業展開を更に加速させ深化させて行くことが出来るのではないかというふうな印象を持っています。

参考
※1:2011年7月11日北尾吉孝日記『日本教育再考
※2:2012年12月11日北尾吉孝(SBIホールディングス) – Facebook
※3:2012年5月29日北尾吉孝日記『ベトナムについて
※4:2010年10月25日北尾吉孝日記『ベトナム経済圏の現状と見通し
※5:2011年2月1日北尾吉孝日記『韓国に学ぶ海外進出の在り方




 

(任意/公開)
(任意/非公開)



Copyright © SBI Holdings, inc. All rights reserved.