北尾吉孝日記

『民主党の終焉』

2013年2月27日 17:24
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先日の民主党大会後の記者会見における海江田代表の発言には、思わず笑ってしまいました(参考:海江田代表の発言要旨)。
彼は夏の参院選に負けたら代表を辞任すると言われたようですが、誰が考えても民主党の敗北は99.9%確定的なものですから、そうであれば初めから代表になどならなければ良いのではないかと失笑しました。
そしてまた、彼は「民主党が幾つ取ればいいかということは少し次元が違う話」と述べ、「負けるとは何を意味するのか」「何議席を獲得しなければ負けなのか」ということも定かにしないのですから、最早呆れ果ててものも言えません(※1)。
更にもう一つ呆れたのは、政界を引退し「第3の人生」を歩んでいたはずの鳩山由紀夫前首相が今時分に民主党の離党を表明したということで、今時分に党を離脱するとは理解不能ですが「どうぞ離党してください!」と思う以外に何もありません(※2/※3)。
ついでに菅直人氏も一緒に離党したらなどと思ったりもしますが、本来なら昨年末の衆院選において彼が選挙区で負けたにもかかわらず何時の間にか比例で復活してしまったことに対し、個人的には民意を受けた形で国会を去るべきであったと捉えています(※4)。
少なくとも民意の反映という観点からは、小選挙区での敗者が比例代表で復活するような今のシステムを何時までも続けるのは可笑しいと考えており、重複立候補は一日も早く出来ないようにすべきだと思っています(※4)。
これから後、民主党は分裂することはあっても再生することはなく、残念ながら党に所属していてもどんどん落ち目の三度笠になるだけですから、まともな人は早く党から離れて次にどうすべきかを考えた方が良いのではないかと思っています。
本ブログでも度々述べてきた通り、私自身は細野豪志氏を買っていましたから、民主党という落ち目の政党の幹事長を続けるのではなく、さっさと仲間を引き連れ党を離れて新党を結成するなり、あるいは何処かに合流するなりした方が彼にとって良いのではないかと思います。
また上述の細野氏のみならず、防衛副大臣を務めていた長島昭久氏や外務大臣を務めていた玄葉光一郎氏等も前途有望と思われ、彼らが民主党で此れ以上時間を浪費するのは勿体なく感じます。彼らのように有能な人は皆直ぐにでも離党をし、心機一転頑張って貰いたいと思います。
今回の安倍総理の訪米後の世論調査では、「安倍内閣の支持率は前回比6.1ポイント増の72.8%に上昇」と国民の安倍政権に対する評価は益々高まっている一方、民主党の支持率は僅か6.0%と「旧民主党などが合流した平成10年の結党以来最低」になっています(※5)。
上記調査結果はともかく、世論動向を探って見れば民主党の参院選での勝算が皆無であることは明らかかと思うのですが、それが理解出来ない海江田代表は『孫子の兵法』を少し勉強してみたらどうかと思います。
そういう状況の中で今回採択された「民主党綱領」においても、例えば『我が党は、「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立つ』などと至極当然なことを今更宣言していましたが、『これまで「働く者」の立場に立っていなかったんですか?』「民主党は今まで、日教組など特定労組のことだけを考えていたのですか?」と聞きたくなります(※6)。
「貧すれば鈍する」と言いますが、民主党が発するメッセージは益々鈍してきたように思われ、民主党という政党は残念ながら終焉を迎えたということではないかと思います。
万万一民主党の再生に一縷の望みを掛けるとすれば、「泣きの海江田」などではなく細野豪志氏こそが先頭に立って党員を激励し、全身全霊で党の解党的出直しに尽力するしか最早残された道はないと思っていましたが、今となっては遅きに失するでしょう。
あの衆院選大惨敗の後に行われた民主党代表選において、細野氏は残念ながらその覚悟を持ち得ず不出馬という決断を下したわけですが、あの時にその覚悟があったならばひょっとしたら違ったものが出てきていたかもしれません。
まさにあの時、彼が覚悟を持って民主党の代表になり、大鉈を振るって党の大改革をやっていれば、民主党の置かれた現況は違っていたのかもしれません。
そういう中に活路を見出して行かねばならなかったのですが、老醜を曝す輿石氏が未だ以て「参院のドン」として君臨しており、民主党を再生不能にする諸悪の根源は今も取り除かれてはいないのです。
従ってこれからも、党内のドラスティックな改革に着手出来ないということであれば、民主党に未来はないと思うのは私だけでしょうか?

参考
※1:2013年2月24日時事ドットコム「海江田代表の発言要旨
※2:2012年11月21日MSN産経ニュース『鳩山元首相「政界引退し、第3の人生歩む」 野田首相「決断重く受け止める」
※3:2013年2月26日苫小牧民報社「鳩山由紀夫氏、民主党離党を表明
※4:2012年12月20日北尾吉孝日記『衆院選に関する所感と安倍政権への期待
※5:2013年2月24日MSN産経ニュース「TPP賛成63%に増 内閣支持上昇72% 共同通信世論調査
※6:2013年2月25日MSN産経ニュース「民主党 無責任な野党で終わるな





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  1. おっしゃる事、ほとんどに同感です。
    私は、保守も革新もなく、自分が、世の中が
    良くなればいい派です。
    現状を、私も喜び この先にも多いに期待をする者であることに
    嘘はありません。。
    しかしながら、参院選を前に、与党は、総裁は、ここまでの」
    成果に 油断が見え出しているように見えます。
    まだ、早いですよ。
    本当に、本当に、確実になるまで、おごるな。
    そして、確実になったら、もっと、気をひきしめろ。
    と、お願いしたいです。
    隙を狙っているやつだらけですから。

  2. すみません、お伝えしたい事がまだありました。
    SBIの利用者であって、小口の株主であるものとしては
    反発を招くことを、危惧しています。
    慎重に願います。
    SBI利用者のなかにも反体制はいるでしょうから。

  3. 全く仰るとおりで、大賛成致します。心のつっかえが取れる気分です。
    北尾吉孝様のような、著名な方が述べられますと、民主党には効き目が出て来る事でしょう。

    民主党が政権を取れた時の公約を守り続けていれば、こんな惨めな下野に落ちる事は無かったでしょう。

    特に、前回の参院選で、菅直人元首相が消費税増税をするといった発言を途中で取り消した。それで一旦は矛先が収まりましたが、その後の野田政権で、再び、消費税増税を蒸し返し、それを本気で取り組んだ。

    遂に消費税増税をやりのけた。漁夫の利を得たのは自民党です。矢張り先を見ての政権取った時に財政的には助かるので、増税賛成をしてのけた。ずる賢いやり方です。大人の対応ですね。

    衆議院選挙の投票率は余り高くなかった。もっと高ければ、消費増税に賛成した自民党もあれほど得票はしなかったでしょう。

    間際に、日本維新の会が内輪揉めしたり、変な党との合流をしたり、小沢一郎氏の【国民の生活が第一の党】が間際になって、滋賀県知事と手を組んだりで、消費税増税が生活に響く庶民の浮動票が投票に行かなかった。

    消費税増税賛成をする人々は、年収も髙く、国の財政を優先して考え、自分の生活は心配無用の方々が投票に行ったからだと思います。

    だから、一般国民もアホなんでしょうね。行って投票すれば、自民党の一人勝ちにはならなかったでしょうに。

    野田前首相は素人の私から見てもアホではないかいなと思ってしまいます。

    話はころっと変わりますが、この場を借りましてお願いがあります。
    SBI証券の口座にて、国内株式の信用取引をしています。

    結論⇒信用取引の空売りに無期限を取り入れて頂けないでしょうか?

    売りから入った株式は期限が6ヶ月後の5月に来ます。
    昨年11月に、売りから入った銘柄が値上がりを続けていまして、含み損が50万円以上出ています。

    期限が無ければ、資金を他から持って来て他の銘柄でトレードは続けられます。
    損切りをするよりはましかなと思っています。

    因みに、信用買いは一般信用で行いまして、無期限ですので、安心して取引が進んでいます。

    どうか何卒、よろしくお願い申し上げます。



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