北尾吉孝日記

『睡眠学習について』

2013年7月24日 16:04
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睡眠ということについて安岡正篤先生は、例えば「西洋でも東洋でもそうだが、有為有能な人に共通しておることは、”惰眠”せぬことである」と言われ惰眠を戒められたり、あるいは安眠(精神的問題)や熟睡(生理的問題)の重要性を説かれたりしています(※1)。
また、いわゆる睡眠学習に関しても述べておられ、「インスタントというようなことは如何に駄目なものであるかという一例」として、ある「心理学者の実験」を下記の通り紹介され、その有用性をある意味指摘されています(※2)。

『同じような程度の子供を二類に分ける。
そうして一類の子供には、眠っておる間にその眠りを破らない程度に、教えようと思うことを音盤に吹込んで、何回も何回も繰返して耳の側で聞かせる。
もう一類の子供には全然それをやらない。
そうしておいて、今度改めてその二類の子供を一緒にして、音盤に吹込んだ事を教える。
すると能力に相違はないのに、眠っておる間に聞かされた子供は、聞かされなかった子供に比してはるかによく憶えると言う。』

胎教という言葉があるように、胎児に音楽を聞かせたりすると子供の情操を豊かにするのにプラスになるというような研究結果を出した人もいるぐらいですから、寝ている間も潜在意識の中では様々な働きがあるのだろうと思います。
故に私としては、睡眠学習に対する賛否は基本的にはなく、効果があると考える人は皆夫々で実践すれば良いことだと思うのですが、他方で睡眠している時ぐらい熟睡するということが大事ではないかとも思います。
例えば、昔から「寝る子は育つ」と言いますが、HGH(Human Growth Hormone:ヒト成長ホルモン)というのは熟睡している時に特に分泌されるわけで、そういう時に潜在意識をより働かせるべく、一生懸命に英会話のテープを流したりするというのは如何なものかと思うのです(※3)。
従って、個人的には「寝る時には寝る。起きている時にはきちっと起きて、眠気眼で中途半端に何かをすることがないようにする」ということが、やはり一番大事なのではないかと思っています。

参考
※1:Google ブックス「活眼活学
※2:2013年5月16日致知出版社のメールマガジン『「偉人たちの一日一言」【睡眠学習】』
※3:2010年11月22日北尾吉孝日記『今後の医学の流れに関する私の考え方




 

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