北尾吉孝日記

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先週ツイートしたように、今回安倍総理が中東3カ国(バーレーン、カタール、クウェート)及びジブチを歴訪されるという中で、バーレーンについては小生も同じタイミングで訪問し、King Hamad University Hospital(キングハマド大学病院)とALA(5-アミノレブリン酸の略称)の臨床研究に関する基本合意書を締結してきました(※1/※2/※3)。
昨年4月にバーレーンの国王陛下・皇太子殿下が来日された際の様子は、此のフェイスブックでも御紹介しましたが、これまで7つのMOUを結んできてきたところに加えて、今回上述の大学病院ともMOUを締結したということです(※4/※5)。
之により我々にとって更なる進捗が実態的に何か表れたのかと言えば、キングハマド大学病院より糖尿病以外の他の疾患についても臨床試験を検討したいという申し出があったということで、我々として之にどう対応して行くのか現在検討しているところです。
一昨日のプレスリリースにも書きましたが、SBIファーマ株式会社はバーレーン国防軍病院糖尿病診療科や湾岸諸国立大学Arabian Gulf Universityの附属病院、バーレーン医科大学(Royal College of Surgeons in Ireland – Medical University of Bahrain)等でALAを利用した糖尿病の臨床研究開始に向けても既に準備を進めていますし、既に上記キングハマド大学病院とは大腸がんのALAを利用した光線力学診断の臨床研究の準備を進めているわけですが、なぜ我々がこれまでバーレーンの主要大学病院との提携に取り組んできたかと言うと、此の国では非常に安価に臨床試験が行えるという利点があることに因ります(※2)。
勿論、その臨床試験が世界でも認められるようGCP(Good Clinical Practice)という形で行われねばなりませんから、その導入が確実に行われるよう我々がサポートし、そしてその下で得られた臨床データが欧米で薬を開発する時に活かされる、というふうにするのが我々の狙いとしてあります。
また、6月の経営近況報告会でも少し触れましたが、バーレーンを始め中東諸国は糖尿病患者の比率が非常に高いという問題を抱えており(バーレーン:15.4%、カタール:15.4%、クウェート:14.6%、サウジアラビア:16.8%/米国:10.3%、イギリス:3.6%、ドイツ:8.9%、日本:5.0%)、きちんとした形で臨床試験を行いアラブで薬の認可を取って、アラブで薬を生産しアラブ人のために使うという世界を、我々は此の地域で実現したいと考えています(※6)。
これまで薬はと言えば、欧米が開発したものを輸入するという形になってきましたから、人種的にもアラブ人に十分なクリニカルテストが為されているという状況ではありませんでした。
従って、あのリンカーンの言葉「人民の人民による人民のための政治」ではありませんが、アラブ人のためにアラブで薬を作りたいというふうに私は常に主張しており、そういう意味では着実に当該方向に進み出しているように思います。
最後にもう一つ、昨日発表したプレスリリース『悪性神経膠腫の経口体内診断薬「アラグリオ内用剤1.5g」の薬価収載のお知らせ』の中でも御伝えした通り、私どもにとって第一号となる医薬品の件も着実に進展しているということを、蛇足になりますが付け加えておきます。

参考
※1:2013年8月21日yoshitaka_kitao – Twitter
※2:2013年8月26日SBIホールディングス株式会社プレスリリース「バーレーンのキングハマド大学病院と5-アミノレブリン酸の臨床研究に関する基本合意書を締結
※3:外務省:安倍総理大臣のバーレーン訪問(8月24日)
※4:2012年4月13日北尾吉孝(SBIホールディングス) – Facebook
※5:北尾吉孝(SBIホールディングス) – Facebookアルバム「バーレーン政府とのALA事業推進に関する合意のお知らせ
※6:2013年6月27日SBIホールディングス株式会社 決算情報「経営近況報告会 プレゼンテーション資料




 

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