北尾吉孝日記

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昨日「横浜市緑区のJR横浜線の踏切で男性(74)を助けようとして死亡した会社員、村田奈津恵さん(40)の通夜」が営まれ、「村田さんの行動に心を打たれた参列者は数百人に及び、焼香を待つ人が100メートルを超える列を作った」そうです(※1)。
今回安倍総理は「勇気ある行為を、国民の皆さんの胸に刻んでおくという意味で、ぜひ、たたえたい」ということで、「自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した者」に贈られる「紅綬褒章」等が村田さんに授与されたわけですが、正に自己犠牲の典型的行為であり十二分紅綬褒章に値する行為だというふうに思うと共に、彼女が亡くなったことは本当に御気の毒だと思います(※2/※3)。
01年1月にも「JR新大久保駅でホームから転落した男性を助けようとした日本人カメラマンと韓国人留学生の3人がともに死亡した事故」がありましたが、歴史認識において洗脳教育を施されてきた部分があったかもしれない韓国人の非常に立派な行為を見、私自身あの時も本当に心打たれるものがありました(※4)。
嘗て『惻隠(そくいん)の心は仁(じん)の端(たん)なり。人の不幸をいたむ心は仁という大道の端所(たんしょ)だ。有名な「四端の説」の最初です』とツイートしたこともありますが、「惻隠の情」つまり「子供が井戸に落ちそうになっていれば、皆が助けに行こうとする」という人として忍びずの気持ち・心は、人間皆生まれ持ったものであり本来的にそうした気持ちが備わっているはずだと孟子は言います(※5/※6)。
しかしながら、実際問題として井戸まで行って何とかしようというところまではあったとしても、自らの命の危険性を顧みずに行為に出るというところは中々出来ることではないわけで、そういう意味で彼女やこの韓国人留学生は大変立派な行為をされたと思う次第です。
村田奈津恵さんの御冥福を心から御祈り致します。

参考
※1:2013年10月6日毎日jp『踏切事故:「奈っちゃんは偉かったよ」 通夜に両親
※2:2013年10月4日NHK NEWSWEB「救助しようとして死亡の女性に紅綬褒章
※3:内閣府ホームページ 日本の勲章・褒章「褒章の種類及び授与対象
※4:2013年10月3日J-CAST テレビウォッチ『あなたは動けるか!?いざという時の「人助け行動」村田奈津恵さん母「あの子の信念」
※5:2011年1月27日yoshitaka_kitao – Twitter
※6:2013年7月29日北尾吉孝日記『積善の家には必ず余慶有り




 

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